中小企業金融公庫がまとめたリポート「HACCPが
中小食品メーカーに与える影響とその対応状況」において、中小食品
メーカーも食品業界における新たな衛生管理手法である「HACCP」
の導入について、早急に検討を始める必要があるとの提言を中小食品
メーカーに対して行っています。
それによると、日本でHACCPは1996年の病原性大腸菌O157によ
る食中毒を契機とした消費者の食品に対する安全意識の高まり、グロー
バル・スタンダードへの要請、PL法対策などを背景に本格的に認知さ
れはじめ、大手食品メーカーを中心に導入が進んでいます。
このように大手メーカー、流通業者におけるHACCPへの意識が急
速に高まっていることから、今後HACCPの導入が取引条件ないし競
争条件の一つとなることは必至と言えます。
このため、@直接的な要請がなくても可能な中小メーカーは自社の衛生
管理状況を総点検し、導入への検討を早急に開始すること、A社内体制の
未整備や資金的な制約などにより、今すぐ導入が難しい中小メーカーは可
能な限りHACCPの考え方を従業員へ周知し、HACCP導入の前提と
なるハードウエアの整備などを進め、HACCP導入の素地を作っておく
ことが必要としています。
資料; 平成11年11月7日付 日刊工業新聞
弊社では、このHACCPシステムについても、トータルにサポートしておりますので、 是非お問い合わせください。
衛生技術研究所 関口 和弘
Copyright
(C) Naitoh Environmental Science Co., Ltd.
webmaster@knights.co.jp