ドイツ 連邦では本年4月1日、「廃自動車政令」が発効しました。同月3日には「廃バッテ リー法」が施行され、半年猶予ののち、10月1日以降の実施となります。

 廃自動車政令は、「今後、新しく作る車に関して、12年間は、メーカーが無 料で回収しなければならない」とする回収義務が明記されました。すでにドイ ツ国内の日産、トヨタも分解処理工場を作って対応しているほか、自動車連盟 が主体となり、大分解工場を建設しました。

 結果として2002年には、埋立処分量が廃自動車の15%となり、2015年には5% (再利用率95%)にしてゆくのを目指すものです。

 廃バッテリー法は「回収引取義務」を明らかにしたもので、有害物の入った ものや重金属を回避する目的で作られました。車のバッテリーは、15マルク( 1,200円)のデポジットをかけ、乾電池にはバッテリーマークを付けて、回収 しやすいようにします。10月1日からは、輸入製品にもバッテリーマークが必 要になるそうです。                

資料:週刊 廃棄物新聞、6月15日号

元素分析課 長谷川


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