「水道におけるクリプト
スポリジウム暫定対策指針」は、一昨年10月厚生省が水道事業所などでの
予防対策および万一感染症が発生した場合に適切な応急措置が講じられるよう
に策定されましたが、同省で設置した専門家で構成する「水道におけるクリプ
トスポリジウム等病原性微生物対策検討会」などにより新たな知見等が寄せら
れたため、これらを踏まえた指針改正案をまとめ3月24日に開かれた生活環
境審議会水道部会に検討会での結論を報告し水道部会の了承を得ました。こ
の結果、4月中にもクリプトスポリジウム等暫定対策指針が改正される見込み
です。
暫定指針改正案では、
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水道原水のクリプトスポリジウムによる汚染のおそれの判断として、 「現行より広範囲に確認した上で判断する」 「糞便による水道水源の汚染の指標として、嫌気性芽胞菌を追加する」 |
A
予防対策としての浄水場での対応は、必要な浄水処理を行うため、あるいは試験方法の現 状を考慮して誤解のない表現を用いるようにすること
|
B
浄水処理の徹底として、 「ろ過池での洗浄後の適正なろ過機能発現までの捨て水」 「同洗浄排水のリサイクル時の排水の返送関連留意事項記載」 |
C
クリプトスポリジウム検出のための暫定試験方法での新たな方法の併用 |
D 参考資料でのジアルジアの生物学的性状等の知見の追加 |
などが主な改正点です。
資料:日本水道新聞 、平成10年3月30日号
衛生検査課 青木
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