浮遊粒子状物質汚染など依然深刻  96年度の大気汚染状況を取りまとめた環境庁によると、二酸化窒素・ 浮遊粒子状物質・光化学オキシダントなどによる汚染が依然深刻な状況 にあることが分かりました。同庁は環境基準の早期達成に向け固定発生 源、自動車単体対策と交・公害対策を引き続き推進する方針です。

  二酸化窒素の環境基準達成測定局の割合は一・局で96.4%、自排局で64 .6%と前年度比それぞれ1.1%、5.9%減少し、東京、横浜、大阪などの 達成状況では依然低い水準になっています。

 浮遊粒子状物質については一・局で69.8%、自排局で41.9%と対年度比 それぞれ6.4%増、5.7%増とやや上昇しましたが、大都市を中心に環境基 準の達成状況は依然低い水準に止まっています。全体的に関東地域、特に 埼・県など都心周辺部で高濃度が測定されています。

  光化学オキシダントについては、達成状況が極めて低い水準です。測定局あ たりの注意報レベル以上の濃度が出現した日数を見ると、関東・関西地域が 多く、特に関東は群馬県などで出現日数が多くなっていました。                                                                                                                                                   

資料: 環境新聞、平成9年10月15日号


技術開発課 渡辺     

 

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