全産廃連 建設部会の全体会議を開く 建廃と汚泥の対策案示す
全国産業廃棄物連合会の建設廃棄物部門部会第1回全体会議が4月4日東
京で開かれ、廃棄物処理法の改正案、部会でまとめた建廃・汚泥処理の問題点
と改善案を報告しました。提案の中で、施設基準の強化では法律の基準強化に
並行して処理業界も自主基準の設定などの努力が必要とし、現在の規制対象外
の施設は規模規定を外すべきと示しました。
減量化・リサイクル推進については、リサイクル製品の品質基準を整備する、
またリサイクル品が一定の製品としての卒業基準を明確化しそれに適合するも
ののみをリサイクル品として位置付けることなどを掲げました。建設汚泥の対
策案では、第三者が客観的に判断できる具体的な判断基準、例えば原則的に土だ
けであれば「残土」とし、土以外にセメント及び工事に付随する薬剤の混入する工
法によるものはすべて「汚泥」にするなどを策定するとしました。
今後は、具体策を詰めるために分科会、小委員会を開き、特に厚生省で処理
法改正案の政省令策定が進められる過程で、早期に業界としての要望・提案事項
を取りまとめて働きかけて行く予定です。
資料: 廃棄物新聞,4月21日号
環境分析センター 石澤
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