政府は8月30日、「残留性有機汚染 物質に関するストックホルム条約(POPs条約)」の加入について閣議決定しました。 同条約は2001年5月に採択され、環境中で残留性が高いポリ塩素化ビフェニル(PCB) 、DDT、ダイオキシンなど12種類のPOPs(残留性有機汚染物質)による地球環境汚染防 止のため、製造・使用の禁止または制限などを定めています。これまでに16カ国が締結 済みとなっています。

 POPs条約の締結に関連し、政府は国内対応として「化学物質の審査及び製造時等の 規制に関する法律(化審法)」施行令を改正し、トキサフェン、マイレックスを第1種特 定化学物質に指定しました。同時に、鉄道車両用の機器整備のためにPCBに関する技術 上の使用基準を定める、厚生労働、経済産業、国土交通、環境省の各省令を廃止し たということです。

 資料: 8月30日付 日刊工業新聞、19面
9月2日付 化学工業日報、12面

分離分析課 高橋真朋子  


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