環境省と国土交通省はこの8月、 2001年度の全国水生生物調査の結果を取りまとめました。 この調査は川辺で生物をつかまえて、 指標生物(水質の程度を表す目安になる生物)について調べることにより、 その川の水質を @きれ いな水(水質階級T)、 A少し汚い水(水質階級U)、 B汚い水(水質階級V)、 C大変汚い水(水質階 級W)に判定するものです。

指標生物は30種類あり、水質階級Tとしてはカワゲラ等の水生昆虫など9生物、水質階級Uとし てはカワニナなどの貝類を始めとする 9生物、 水質階級Vはミズカマキリなどの水生昆虫を始め とする7生物、 水質階級Wはエラミミズ等の5生物がそれぞれ指標生物とされています。

2001年度調査は全国 5,520地点で行われましたが、 このうち水質階級Tと判定された地点の割 合が前年度比2%減の62%となりました。また、水質階級Uは同1%増の20%、水質階級Vおよび水 質階級Wはそれぞれ同増減なしの12%、4%となりました。

資料:8月28日付 環境新聞、 6面

環境計量課  金井 陽子


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