環境庁長官は3月10日、中央環境審議会に廃棄物処理に基づく廃棄物 の最終処分に関する基準の項目追加について諮問しました。人の健康へ の影響が指摘されているフッ素やホウ素、硝酸性窒素の3物質について99 年度末までに具体的な基準値を決め、答申を得て、同法施行令の改正など を検討する動きです。基準値を超えた場合は処分方法を厳しくしたり、特 定の処分場への埋設を求めるようになります。

 フッ素やホウ素などはめっき工場などから排出され、人が大量に摂取す ると健康に影響が出ると指摘されています。このため、これらの物質が含 まれる汚泥などを処分する際、地下水への浸透防止策を施した処分場への 埋設が義務付けられます。また、海域などに埋め立てる場合も、前処理な どで濃度を下げるように求められます。            

資料:日本経済新聞、平成11年3月10日号、    日本工業新聞、平成11年3月11日号
   廃棄物新聞、平成11年3月22日号 

            環境分析センター 石澤牧子


          
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