環境省の内分泌かく乱化学物質問題検討会 (座長:鈴木継美東大名誉教授)は10月7日開催、環境ホルモン(内分泌かく乱化学物質)の疑いの ある約40物質のリスク評価を計画的に行う方針としています。昨年度までに選定された20物質 に加え、今年度は新たにリスク評価に着手する8物質を選定しました。
新たに選定された化学物質は かつての殺虫剤DDTのほか、DDE、DDD、ヘキサクロロベンゼン、 ヘキサクロロシクロヘキサン、クロルデン、オキシクロルデン、trans-ノナクロルとなっています。 なお、同日報告された平成12年度に引続き13年度に実施された「内分泌撹乱化学物質に係わ る環境実態調査」の結果は下記のとおり。
媒体種類 | 水質 | 底質 | 大気 | 野生生物 |
地点・検体数(延べ) | 171 | 48 | 22 | 54(検体) |
物質数 | 20 | 20 | 3 | 21 |
検出物質数 | 130 | 12 | 1 | 19 |
なおまた、平成13年度臍帯調査の結果についても 報告されたほか、「第5回内分泌撹乱化学物質問題に関する国際シンポジウム」に関しても報告 されています(省略)。
資料:10月7日付 環境省HP(連絡先: 総合環境政策局環境保健部環境安全課)
10月8日付 日本工業新聞、 9面
10月9日付 化学工業日報、12面
分離分析課 金子 圭介
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