水道水 質基準における検査方法の厚生省からの省令追加(一部改正)が報告され、6月 29日付で施行されました。今回追加されたのは、鉛、カドミウム、六価クロ ム、亜鉛の4項目に対しての測定方法としてのICP-MS法(誘導結合高周波プラ ズマ質量分析法)で、同方法は、定量の試験検体で多物質の測定を一度で行え る特徴があり、近年検査技術の新たな検査方法としての代表とされていまし た。

 厚生省では、今回の基準4項目について定量下限値が、基準値の1/10以下で 他の金属の影響を受けずに検査できるなど検査精度を確認し、検査方法の追 加を行ったものです。

 なお、同省では、新たに追加指定された物質もあることから、都道府県で の水道水質管理計画でのこれら物質の位置付けの明確化や体系的・組織的な 水質監視体制の整備を、今後一層図ってゆくよう要請しています。[水道環 境部長名での都道府県知事宛等の収載事項の詳細は省略]

資料: 埼日本水道新聞、平成11年7月1日号

衛生検査課 松本 かおり


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