環境 庁は有害大気汚染物質のうち、97年度の「有害大気汚染物質モニタリング 調査」結果により、環境基準を上回っている地方自治体を対象に、このほ ど98年度調査としてベンゼンの排出量調査を行う方針を固めました。調 査では、固定発生源のほか移動発生源、自主管理以外の業界団体も対象 に行う見込みです。
環境庁はこれらの調査により自主的環境保全活動の効果と実際の削減 効果について検証し、2,000年に予定されている有害大気汚染物質対策 の見直しにも活用してゆく方針です。また、トリクロロエチレン、テト ラクロロエチレンについても自主的管理活動効果について検証を行う 予定です。調査結果については、対象の地域別、事業所種類別に集計 値のみを公表するとしています。
資料: 化学工業日報 平成10年11月4日号
分離分析課 鈴木 聡子
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