24時間風呂の新水質基準、98年4月実施
二十四時間風呂協議会は衛生対策を強化するため、レジオネラ
属菌に対する新水質基準値の実施を1年繰上げ、98年4月1日とする
ことを決めました。新水質基準値は、厚生省の生活衛生局企画課監
修の「レジオネラ症防止指針」に記載されている100ミリリットル
当りのレジオネラ属菌数を、現在の1万個未満から100個未満に変更す
る内容です。 これに適合した商品に対しては、来年4月1日から新た
に作成する自主規格適合シールを貼り付けます。
同協議会は、浴槽水の衛生対策に関して帳産省の要請を受け、今年2
月10日から自主的に当蔓の水質基準値をレジオネラ属菌数1万個未満と
制定。さらに、99年3月までに100個未満を水質基準として、同基準適
合製品の開発を予定していました。
しかし、対策を強化して24時間風呂のイメージアップを早急に図る
ため、目標値の水質基準値を繰上げ実施することにしたものです。同協
議会によれば、24時間風呂は今年3月末までに約130万台が普及して
いますが、これまでに風呂を感染源とするレジオネラ菌による肺炎の
報告事例はないとしています。
資料:日本工業新聞 10月30日号
衛生検査課 向井
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