民間事業者が主体となって 生ごみ、食品工業・農林漁業残渣、し尿、家畜糞尿、畜産廃棄物、汚泥とい った生物系廃棄物を堆肥など有機資源への再利用促進を目指す「日本有機資 源協会」(設立発起人、代表・熊沢喜久雄東大名誉教授)が8月1日に発足しま す。廃棄物の有効利用は静脈産業として今後、重要産業となることが見込ま れるとともに、生物系廃棄物の発生者としての側面も持つ民間事業者が協調 連携を図り、未利用有機資源を適正で効率的に有効利用する土壌を作り、民 間事業者として循環型社会の形成に向けた役割を担うことが目的です。
具体的な活動は堆肥、バイオガス、活性炭など炭化製品の製造における有 機資源リサイクルマニュアルを策定、このマニュアルに沿って製品化を促進、 支援を図るほか関連調査・研究、人材育成などに取り組みます。また国際交 流やリサイクルセンターの設置、運営のコンサルタントなども手掛ける予定 です。
当初は約50社(日本ハム・荏原・クボタ・清水建設ほか)の会員でスター ト、年内に100社程度に拡大させ、将来的には社団法人化を計画しています。
事務所は千代田区神田駿河台1-2、馬事畜産会館(電話 03-5283-0678)
資料:7月27日付 化学工業日報
環境分析センター 石澤 牧子
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