食品リサイクルの促進に 向けて、昨年9月から法制度化を含め検討を行ってきた食品廃棄物リサイクル 研究会の最終報告が3月1日まとまりました。促進方策として食品事業者と廃 棄物処理業者との連携によるリサイクル促進の体制やリサイクル施設の整備 が必要としており、農水省では同報告書の内容を受けて関係部局・関係事業 者等と調整のうえ、食品廃棄物資源化法案を今国会に提出します。

 報告書では、食品廃棄物の排出抑制とリサイクルを促進する措置として、 第一に食品事業者と廃棄物処理業者が連携しながらリサイクルを促進する 整備を図ること、さらに少量分散型の排出形態や需要先の遠隔地化に対処 するため、食品廃棄物を共同で広域的に処理できるような処理施設の整備 が必要と指摘しています。また減量化に必要な技術開発の推進やリサイク ル製品の需要動向の把握、食品事業者と利用者を結びつける情報ネットワ ークの構築等も必要としています。  

 資料: 3月13日付 廃棄物新聞

 環境分析センター 石澤 牧子  


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