環境省は8月20日、2001年度の「ダイオキシン類環境測定調査受注資格審査」の結果を発表しました。 4月からの計3回に及ぶ審査には延べ202機関から申請があり、そのうち71機関が受注資格を得ました (最終的な合格率は35%)。

ダイオキシン類の測定・分析には超微量の物質を多数の同族体・異性体に分離して行うほか、 前処理等にも複雑な操作手順と高分解能の質量分析が必要になるなど、高度な技術と精度管理が必 要です。そのため環境省では「ダイオキシン類の環境測定に係る精度管理指針」に基づいて審査し、 ダイオキシン類の環境測定を的確に実施できると認められる機関について合格としました。

今回合格した機関は、2001年度に環境省が実施するダイオキシン類環境測定請負調査の競争入 札に参加できます。一方、ダイオキシン類の測定を依頼する地方自治体の中には、環境省の審査に ならい、環境省の入札資格を得ていない機関を入札から外す自治体も現れています。


資料: 8月21日付 日経産業新聞
8月22日付 日刊工業新聞、日本工業新聞
8月23日付 化学工業日報

計測課 須永 晃央


          
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