環境省は2月1日、市街地の土壌汚染調査の結果 を明らかにし、土壌環境基準を超えている事例数が98年度は前年の2.4倍の101件に急増し、土壌環境基 準を創設した91年からの累積数は292件となることを明かにしました。
292件を汚染物質別にみると、金属類54%(160件)、揮発性有機化合物(VOC) 40%(114件)、複合汚染 が18件。業種別でみると、電気機器メーカー45件、金属メーカー39件(うち溶融・電気メッキ業17 件)、クリーニング業28件、化学工業27件となります。
発覚した理由として、企業が国際環境管理・監査規格のISO14001取得の際に実施した独自の調 査や工場跡地の再開発で判明したものなど、自主的な調査で表に出始めたため、今後増える可能 性があると環境省土壌環境課では分析しています。
資料:平成13年2月2日付 日本工業新聞
元素分析課 岡田 光代
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