県環境防災部は公害防止条例を「環境保全条例」(仮称)として全面改定する 素案の概要を明らかにしました。公害防止条例は、大気汚染・水質汚濁・騒音 ・悪臭などの典型的な7公害を主に規制していました。それに対し環境保全条 例では次の8分野を規制や対策の対象として加えます(括弧内は担当課)。

@自動車交通公害(大気水質課)
 ディーゼル車対策(ディーゼル排出ガス除去装置 や最新規制適合車への 代替などの対策。自動車使 用管理計画書の作成を義務づける。)

A生活排水(大気水質課)

B地下水・土壌汚染(大気水質課)
 トリクロロエチレン等による広域汚染問題に対応 (一定規模の土地を 開発する場合、過去に有害物質が使用されたかどうかの調査を義務づ ける。)

C化学物質管理(ダイオキシン対策室)
 県が危険な化学物質を指定し、事業者の保管状況を把握。

D廃棄物(大気水質課)

E地球環境保全(環境推進課)

F県・事業者・県民の協働の取組み(環境推進課)

G環境配慮への県の率先実行(環境推進課/環境政策課)

 県は10月下旬に素案を一般公表、11月中にホームページや公聴集会な どで意見を募集し、6月の議会に条例案を上程、2002年4月の施行を目指 すとしています。

資料:県政ニュース(埼玉県環境防災部環境政策課担当平成12年10月付)
ほか埼玉県ホームページ各面および10月11日付 埼玉新聞

 環境技術課 坂田 旭子


    1. 窒素とリン、排水濃度基準設定へ:東京湾など3水域の総量規制−中央環境審議会  
    2. 県内公共水域の水質測定結果−環境防災部  
    3. 農薬の内分泌かく乱作用影響確認へ:生殖毒性試験を来年度実施−環境庁
    4. 食中毒の多発にHACCP審査厳格化へ 総務庁勧告
    5. 浄化槽の維持管理ガイドライン策定−厚生省
    6. 低公害車のための車両切替え−埼玉県



    コンテナ目次へ



    Copyright (C) Naitoh Environmental Science Co., Ltd.
    webmaster@knights.co.jp