農水省 は、食品関係企業の環境対策推進に関する法制度化の検討に乗り出します。  同省の委嘱を受けた食品環境専門委員会がまとめた報告書「今後の食品産業 環境対策の推進の方向について」では、基本的方向として、消費者、国、地方 公共団体等との公平な役割分担・連携の下で循環を基調とした新たな経済社会 システムの構築に貢献して行くことが必要としています。

 食品産業が取り組むべき具体的な環境対策には、@食品廃棄物の減量化・リ サイクルの推進、A2000年度の「容器包装リサイクル法」完全施行等を踏まえ た容器包装廃棄物の減量化・リサイクル推進、B省エネ推進等地球温暖化防止 への対応、Cダイオキシン、環境ホルモンによる環境リスクへの対応−などが 挙げられています。

 農水省では今後、報告書の内容を踏まえたうえで関係部局・事業者等とも調 整しながら必要な施策の具体化を進めて行くとしています。                

 資料:産業廃棄物新聞,平成11年8月9日号

環境分析センター 石澤 牧子


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