総務庁は10月11日、食品 衛生及び安全性に関する行政監察の結果から、食品業界での安全な衛生管理 システムであることを保証するHACCP(危険度分析による衛生管理)の認証 制度について、承認審査をより厳しくしてゆくよう厚生省に勧告しました。 これは、この夏の雪印乳業関連会社などによる大規模な食中毒の発生をは じめ、今年度の多数の食中毒事件を踏まえて行われたものです。
また総務庁は、同時に農水省にも、輸入食品等に含まれている遺伝子組 換え原料の分析方法の確立についても早急に行うよう要求しています。今 年は特に雪印乳業事件以来、多数の食中毒が報告されていることもあって 、消費者間でのHACCPへの信頼性や関心が高まっていることも背景に あるものとされます。
資料: 10月12日付 日本経済新聞
衛生検査課 松本かおり
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